美容師はどの健康保険に入るべきか?【目的別に紹介】

保険には様々な種類があります。
その中でも特に重要なのが健康保険。
もし健康保険に入ってない場合、後でとんでもない医療費を請求され、思わぬ後悔をする事も…。
また、自分にとって最適な健康保険を選べてない人が多いです。
今回は美容師向けに、健康保険の種類を目的別で解説します。
そもそも健康保険とは何か?
病気やケガをしてしまった時、医療費を安くしてくれる保険の事を『健康保険』と言います。
皆さんも小さい頃から健康保険を利用してきたはず。
健康保険は国民全員に加入義務があり、毎月決められた保険料を支払う事で、医療費の3割負担に抑える事ができます。
健康保険は大きく4種類ありますが、それぞれ目的に応じて加入しないと、金銭的に損するんですよね…。
では次項でどんな健康保険があるか見ていきましょう。
4種類の健康保険を目的別に解説(美容師向け)
1、社会保険
一般企業と雇用契約を結んでる人に適用されるのが社会保険。
サラリーマンは基本的に全員、社会保険に加入します。
社会保険対象者は、健康保険料の半分を毎月、会社が負担してくれますね。
残り半分は労働者の給料から引き落とされる仕組みです。
ちなみに、社会保険に加入してる美容師は少なく、一部の大手サロンで実施してます。
2、親の健康保険に加入
親が入ってる社会保険に扶養家族として加入すれば、健康保険料が無料になります。
ただしこれは、下記の条件を満たした人限定です。
- 年収が130万円未満である事
- 被保険者(親)の年収の約2分の1未満である事
ブラックなサロンに勤めてる美容師アシスタントだと、年収130万を切るケースがあるでしょう。
そんな時は自分で保険料を支払う必要はありません。
サラリーマンの父に加入してくれるよう頼むべきです。
国民健康保険
個人事業主(フリーランス)の大半が加入してる国民健康保険。
美容師はフリーランスのみならず、雇われてる人も国民健康保険に加入してるケースが多いです。
国民健康保険は年収が増えるほど毎月支払う保険料が上がります。
上限の年間65万だと、毎月5万以上も払わなきゃいけません。かなり高額過ぎますね…。
社会保険の場合、家族が増えても保険料は変わりませんが、国民健康は加入した人数だけ上乗せされてしまいます。
養ってる家族がおらず、低年収であれば負担が少ないので、国民健康保険でも問題ないでしょう。
国民健康保険組合
国民健康保険組合とは、業種ごとに存在する健康保険団体の総称です。
業種によって色んな組合が存在しますね。
例えばデザイナーや作家が組合に加入したいとなった場合、美術健康保険組合が対象となります。
東京のサロンに勤めてる美容師の場合、東京美容国民健康保険が対象です。(※下記が実際の公式サイト)
外部リンク:東京美容国民健康保険の公式HPはこちら
目安として、年収400万以上あるなら、国民健康保険より国民健康保険組合にした方がお得。
なぜなら国民健康保険組合は毎月支払う保険料が一律だからです。(どんなに年収が増えようと保険料は変わらず)
しかも出産一時金を貰えたり、格安で人間ドックを受けれる特典がついてますね。
一つ注意点が、組合に加入するには審査を満たす必要があります。
興味ある方は一度通るか、申請してみるのが良いでしょう。
まとめ
健康保険に関してもう一度整理します。
- 待遇の良い大手サロンは社会保険制度がある
- 年収130万以下の人は親の保険に入るべき
- 扶養家族無しで年収400万以下の人は国民健康保険に加入するのが基本
- 年収400万以上の人は組合保険がお得
年収が高い人は組合の健康保険、年収が低い人は国民健康保険、もしくは家族の扶養に入るのが良いです。
また、年収が低いサロンで働いてる方は、健康保険よりも先に稼げるサロンへ転職するのがオススメ。
当サイト『マッチングビューティー』は、東京都内で社会保険が完備されたサロンを紹介してます。
求人サイトには福利厚生や保険の充実度がアピールされてますが、実際は充実してないケースがほとんど。
給料が高く、保険の完備されたサロンで働きたいという方はぜひ、無料相談をお待ちしています。
美容師の求人紹介に関する詳細は、以下記事をご覧ください。
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