【衝撃の事実】美容師の待遇が悪い本当の理由と改善策

あなたは美容師の仕事をしていて、待遇が悪いと感じる事があると思います。
しかし待遇が悪いのは、美容業界全体で言えることです。
今回は、なぜ美容業界は待遇が悪いのかをメインにお話します。
本記事の後半で、待遇の良いサロンの探し方についても解説してるので、合わせて参考にしてください。
悲惨な美容業界の現状について
『美容師の給料(年収)が高いって本当?他業種と比べて分かったコト』を読んでも分かる通り、美容師の待遇は異常なくらい悲惨です。
美容師という職業がどれほど悲惨なのか、ネット情報とリアルな相談を元にまとめてみました。
- 美容師の過半数は歩合10%以下
- 平均年収284万円
- 30歳の平均月収は23万円
- 有給は年10日未満
- 技術練習中は残業代無し
- 休日出勤の手当無し
平均年収.jpの調査データでは、新卒の平均年収が、325.44万円となっています。
つまり、30歳まで美容師として頑張って働いても、平均的な新卒レベルしか稼げません。
しかも給料が低い割に、有給10日未満・休日出勤…。
よく美容業界では・・・
- 営業開始前の早朝
- 営業時間終了後
- 休日
のいずれか、もしくは両方で、技術練習をするのが常識となっています。
その割に練習時間は、残業代を付けない美容室が多いですね。
一般企業の場合、たとえ教育中だろうと残業代が付きます。
むしろサビ残にすると、人事からクレームが来るレベルです。笑
また筆者が髪を切って貰ったスタイリストさんに話を聞くと、年末年始の休みはわずか3日しかないとのこと。
ちなみにそのスタイリストさんは、実家の北海道に一泊だけしてからまた戻り、出勤するという、慌ただしい日々を送ってたのです。
もちろん他の従業員も3日のみの休みで、全員出勤しています。
これを聞いて僕は美容業界はブラックだと、改めて痛感させられました。
他の業種では、年末年始8日連続休みが普通ですからね。
ではなぜ美容師は、こんなにも待遇が悪いのか?
次項でその理由を解説していきます。
美容師の待遇が悪いのはなぜか?
美容師の待遇が悪いのは、人件費を犠牲にする代わりに、サービスの値下げを優先してるからです。
良い会社というのは、従業員に対して適切な給与、休暇、その他必要手当を与えています。
ホワイト企業はその分の人件費を『料金』に上乗せするんですよね。
逆にブラック企業ほど、商品が異常に安い特徴があります。
商品を安売りするという事は、人件費を削ってるのと同じなので、必然的に従業員の待遇も悪くなるのです。
美容業界は1000円カットが流行り、お客さんの数も年々減っています。
それなのに美容師、美容室の数が増えている傾向にあります。
その結果、美容業界は低価格でサービスを売る傾向が高まり、安さでお客さんを呼び込もうとするサロンが増えてきました。
しかしこれによって、多くの美容師が待遇の悪さに苦しむ羽目になったのです。
- 月の休みは5日以下
- 技術練習は残業代無し
- 年末年始は3日休み
などなど、悪い待遇を挙げたらキリがありません。
これが海外だと、カットだけで2万取る高級サロンもありますからね。
2万というとぼったくりに聞こえるかもしれませんが、それは間違いです。
海外の美容室では、サービスに見合う適正価格を設定するという、ごく当たり前のことをしてるだけ。
人件費にお金を掛けてるので、むしろ良いサロンの確率が高いです。
一方で値段の低いサロンは、お客さんからすればコスパが良いものの、美容師に負担が掛かります。
美容師の事を考えると、値段の安いサロンだからラッキーだとは思えません。
待遇の良いサロンを見つけるには?
僕はこれまで1000店舗以上のサロン求人を取り扱ってきましたが、その中で分かったことがあります。
それは、
- 価格の高いサロンは待遇が良い
- 価格の安いサロンは待遇が悪い
ということです。
もちろん1000円カットのような、価格は安いけど待遇が良い理容室もあります。
しかしここで言ってるのは、都内で安売りしてるサロンは、ブラックな可能性が高いということ。
試しにホットペッパーで、都内の美容室一覧を見てください。
クーポン欄を見ると、カットやパーマの値段が異常に安い美容院がありませんか?
例えば恵比寿のようや地価が高い場所にあるのに、カット2500円だと物凄く安いです。
安いサロンは多少お客さんが増えるのかもしれませんが、その分安い給料で、忙しく働かなければなりません。
なので安いところは、待遇改善のされた良いサロンとは言えないんですよね。
ホットペッパーのメニュー欄に、
- カットカラー
- カットヘッドスパ
など色々な種類が掲載されてますが、なるべく料金の高い適正価格のサロンを選ぶようにしましょう。
【まとめ】日本の安売り文化にハマるのはNG
海外旅行の経験豊富な方は分かると思いますが、先進国で日本より物価の高い国って多いですよね。
例えばオーストラリアなんかは、コーヒー1杯で普通に1000円行きます。
この値段は、コーヒーに掛かるコストと人件費を載せた適正価格です。
物価が高い分、オーストラリア人の給料は高く福利厚生も充実してるので、日本みたいに過労死のニュースが出回ることがありません。
オーストラリアでは、最低賃金を下回ったり、残業代無しで働かせる企業に対して厳しく取り締まってるため、ブラック企業がかなり少ないです。
日本の場合、ブラック企業ってたくさんありますよね。
なぜ美容室含めてこんなにブラック企業が多いかというと、政府の取り締まりが甘いのも、1つの原因としてあるでしょう。
過労死を発生させた電通に対して、50万の罰金しか取らなかったり、もはや法律自体が甘いのです。
なのでブラック企業も中々消えず、今日に至ります。
今美容師の求人を探してる方は、ブラックなサロンには絶対入らないでくださいね。
求人の見分け方が分からない方は、当サイトの専門家が転職相談のアドバイスをします。
貴方様のご連絡を心よりお待ちしています。