美容師が業務委託の求人へ応募する前に必ず知っておくべき真実とは?

どうも!美容師の求人を紹介する専門家ワタナベです。
とつぜんですがあなたは、なぜ業務委託として働きたいですか?
実際のところ、以下の理由で業務委託を選ぶ美容師が多いです。
- 自分で仕事の裁量を決めたい
- 空いてる隙間時間だけ出勤したい(子持ち主婦など)
- 土日や大事な日に休みを取りたい(自分のペースで働きたい)
- 上下関係を気にせず気楽にやりたい
仲の良い友人の結婚式といった『特別な日』ですら、休みが取りづらい美容師。
上下関係も厳しく、とにかくストレスが溜まりやすい職業だと思います。
そんな悩みから抜け出すためには、業務委託という働き方がオススメ。
近年、自由な働き方が出来る業務委託を希望する美容師が増えてきました。
でも現実は、思い描いてた理想と異なるケースが多いです…。
中には経営者から都合の良いように扱われる美容師もいます。
特に業務委託を検討してる美容師は、けして他人事ではありません。
今日は、『美容師が業務委託で失敗しないために絶対知っておくべきコト』をお話します。
この記事を読めば、経営者から不当に搾取されずに業務委託美容師になる方法が分かります。
この記事のもくじ
契約外に触れないのが業務委託の基本
業務委託美容師は、契約条件に書かれてることが全てです。
- 歩合率
- 休日
- 勤務時間
などの労働条件を会社と話し合い、お互い納得すれば合意が成立します。
事前に取り交わした労働契約以外のことは、一切やる義務がありません。
会社側が事前契約とは異なる要求をしてきても、自分が納得しなければ断ってOKです。
例えば、事前に土日休みと契約してたのに「土日出勤して欲しい」と言われても断れます。
また他のスタイリストのヘルプに付くよう要求をされても、それが契約内容に書かれてないなら、やる必要はありません。
むしろ契約外の業務をやると、美容師本人が損をする事になりますからね。
納得しない要求はキッパリ断りましょう。
タダ働きするのはデメリットしかない
業務委託美容師は、自分のお客さんが払った料金のうち何割かが、報酬になる仕組みです。
例を挙げると、
事前に歩合率4割が報酬と契約されてるなら、ヘアカット代3000円のうち1200円が自分に入ってきます。
でも実際には、
- フリー客・指名客でそれぞれ歩合何割か?
- 税金を除いた金額に対する歩合率なのか?
といった細かい条件が、事前に話し合われます。
ところでたまに、清掃や買い出しを頼まれる美容師がいますね。
しかし業務委託は、接客したお客さんからしか報酬が支払われないので、掃除してもタダ働きしてるのと同じです。
事前契約で掃除必須のルールが交わされてたなら話は別ですが、ほとんどの場合、そんなケースはあり得ません。
業務委託というのは、完全なる個人プレイです。
気の弱い人ほど不都合な要求を飲み込みがちですが、それでは相手の思うツボ…。
他の美容師さんを手伝っても1円もお金が発生しないので、やるだけ損ですよ。
会社側の命令は無視でOK
もう一度言いますが、事前契約で約束した事以外に、何か命令されても聞く必要はありません。
これが雇用契約を結んでる美容師なら話は別ですけどね。雇用されてる人は、先輩や経営者から言われた事は守らなければいけないみたいな、暗黙の了解があるので。
でも業務委託の美容師は、雇用契約を結んでない『個人事業主』です。
つまり1人社長と同じです。
なので会社側とは対等な立場であり、職場の上下関係も一切ナシ。
偉そうにしてくる人がいても、スルーで構いません。
搾取される業務委託美容師は、どうもその辺を理解出来てないみたいですね…。
何か契約外の事を言われても、こちらが強気に出る勇気が必要です。
業務委託美容師は自己負担する代わりに『自由』を得ている
よく考えてみてください。
業務委託美容師は、一般的な雇用契約を結んだ美容師とは違い、確定申告などの税金管理を自分一人で行わないといけないですよね?
それだけでなく、
- 雇用保険
- 健康保険
- 厚生年金
も自己負担です。
その代わり、
上下関係を気にせず自分が働きたい時だけ働くという、自由な働き方を選べるメリットが得られます。
ハッキリ言って、
他人のヘルプに付いたり、契約外の仕事や出勤を強制されてる時点で、ものすごく損してますよ。
社会保険を負担して安定を捨ててまで業務委託を選んだのに、これではやってる事が普通の美容師と同じです。
だったらフリーランスなんて選ばず、普通に雇用された方がマシだと思います。
業務委託の求人へ応募する前に必ずやるべきコト
まず自分がどんな条件で働きたいのかを明確にして下さい。
例えば・・・
- フリー客含めて、最低でも歩合率4割以上は欲しい
- 1日10時間以内の労働・週3勤務が良い
- 土日は確実に休暇を取れる
という希望条件があるのなら、それに見合った業務委託の求人を探します。
求人サイトは誇大広告が多く、詳細も分かりづらいので、面接時に自分の条件が通るのか確認しましょう。
お互いの希望が合致したら今度は、証拠として契約条件の紙を保管します。
口頭のやり取りだけだと、話をうやむやにされる事が多く、そうなると美容師側に不利ですからね。
業務委託は労働基準法で守られにくいので、事前に証拠を残したほうが良いですよ^ ^
まとめ
業務委託で失敗しないために、あなたがやる事は以下の通りです。
- 自分の理想条件を決める
- 条件に合った業務委託の求人を探す
- 面接で契約内容を細かく話し合う
- 契約内容を証拠として残す
- 契約外の事を言われたらキッパリ断る
この5つを貫けば、経営者に搾取されて悩む必要がなくなります。
もし経営者から文句言われるようなら、他の業務委託の求人を探せば良いでしょう。
ちなみに美容師の求人をやみくもに探しても、中々良いサロンは見つからなかりません。
特に業務委託の求人は、現実より盛りまくる誇大広告が多いので、よくサロンをリサーチしてから応募するようにすると、時間を効率化出来ますよ。
自分に合った求人選びが分からないという方は、以下記事を読めば解決します。気になった方は、合わせてご覧ください。
当サイト マッチングビューティーでは、東京都内のサロン求人を紹介しています。もちろん業務委託の求人も取り扱っています。
求人サイトより良質なサロンを紹介出来ますので、興味のある方は以下の記事をご覧ください。