美容師の手荒れ対策に『手袋』するべき?着用のメリット・デメリット
どうも、サロンの求人を紹介する専門家、ワタナベです。
僕が知る限り、手袋(グローブ)を着用するのに抵抗を持ってる『美容師アシスタント』が多い!
一昔前と比べ主流になってきてるものの、まだ素手でやってる人が大半です。
「手袋を付けて失敗したらどうしよう…」
「素手の方がやりやすいのではないか…」
等々、色々考えて結局やらないようですね。
でもあなたはこのままだと、手荒れが悪化する一方ではないでしょうか。
本記事では、『美容師が手袋を着用するメリット、デメリット』を整理しますね。
その上で手袋をどうするべきか、結論を出したいと思います。
この記事を最後まで読めば、手袋(グローブ)と手荒れに関する不安がなくなります。
この記事のもくじ
手荒れ(アレルギー)対策にグローブを着用するメリットは?
その1. 今以上の悪化を防げる
手首が乾燥状態のまま、シャンプーやお湯、カラー、パーマ剤に触れると、手荒れが悪化する一方です。
そんな自体を避ける唯一の方法が、手袋を着用すること。
手袋を付ければ、今以上に症状が悪化することがありません。
まだそこまで手荒れが進行してない人も、あらかじめ手袋するだけで『予防』に繋がります。
その2. お肌の回復力がUPする
いくらクリームや処方箋を試しても、美容師の仕事を続けてる限り、手荒れが改善しないもの。
手荒れを治すには、長期間美容師のお仕事をお休みする必要がありますが、現実は休めないですよね。
そんな人も実は、手袋を付ければ解決します。
手袋してる間は、手荒れの原因になる化学物質やお湯に触れなくて済むので、徐々に症状が回復していくんです。
実質、休日に手を休めたのと同じ効果が得られるのは、メリットが大きいですよね?
荒れた手に刺激を加えないためにも、手袋が絶対必要だと思いますよ。
その3. ストレスが大幅に軽減される
美容師の手荒れによるストレスは、心が病むんじゃないかってくらいの影響があると思います。
例えばあなたは、以下のストレスに心当たりがありますせんか。
- 一日中痒くて眠れない
- 液が染みて痛い
- 美容師続けたいのに手荒れが酷い
- 医師に美容師を辞めるよう宣告された(or宣告されたらどうしよう)
- 自分の手を見たらパンパンに腫れ上がっていて、悲しい気分になった
- 手が荒れ過ぎて恋愛に消極的
などなど、手荒れする事による弊害が多すぎます。
これらが重なり、大きなストレスになってしまいます。
手袋を付けるのは少々メンドくさいかもしれないですが、莫大なストレスを避けるためには、それくらい我慢した方が良いですよ。
その4. 技術力が向上する
手袋を着用してシャンプーやカラー、パーマをすることで、技術力がUPします。
例えば、手袋を付けながら『気持ち良いシャンプー』が出来るようになれば凄いことです。
今素手でやってる人も、もし今後手荒れになった時に備え、手袋でも施術出来るようにした方が良いと思います。
このように技術の幅が広がる点でも、素手だけの人より優位に立てるでしょう。
手荒れ(アレルギー)対策にグローブを着用するデメリットは?
その1. お客さんの満足度が下がる
お客さんからすれば、手袋なしでシャンプーしてくれた方が満足しやすいです。
手袋だと、
- 髪がつっぱりやすい
- 指先の感覚が伝わりにくい
- お湯の温度がわからない
といった不便さがあり、これらがお客さんの満足度を下げてしまうリスクもありますね。
また手袋が業務用などのダサい色だと、お客さんに不快感を与える恐れも…。
そんな事にならないためにも、手袋を付ける際はお客さんへの配慮を意識するべきです。
その2. 手袋が慣れずにやりづらい
最初のうちは手袋での施術に慣れないと思います。
特に、
- 脱着しにくい
- 手汗で手袋の内側が蒸れてしまう
- 髪の毛に引っかかる
といった不具合が起こります。
それでもごく稀に、素手より手袋の方がやりやすい人もいますけどね。
手袋にもある程度コツがあるのですが、慣れるまでに時間が掛かります。
その3. アレルギー発症の恐れがある
手袋を付けているから安心と言うわけではありません。
ラテックスアレルギーの人はゴム手袋はNGです。綿手袋を付けましょう。また手袋に残った液が肌に付着して、手荒れを起こす人もいます。
必ず手袋は裏表ともに洗浄した方が良いです。
以下の記事で、『手袋を使用する際の注意点』についてまとめました。
その4. 文句を言ってくる美容師がいる
たまに手袋での施術を禁止してるサロンが存在します。
禁止されてなくとも、手袋着用自体をあまり良いと思わない美容師がいるのです。
ただし手荒れしてるなら、仕方ないこと。
店長にお願いして、「手荒れが酷いので手袋を着用したい」とお願いするしかありません。
手袋を非難する人がいるのであれば、結果で見返しましょう。
素手じゃなくても指名を取れてお客さんに満足してもらえるなら、全く問題ないですから。
その5. 多少のお金が掛かる
美容アシスタントにとっては、手袋のお金が痛手になるパターンがあるのかも…。
でも100枚付いて1000円くらいで買えるので、そこまで値段を心配する必要はないです。
むしろ手袋代をケチって手荒れした方が、費用が高くなってしまいます。
病院代、クリーム代とか色々掛かるので。それに比べたら手袋の方が絶対コスパが良いですよね。
【結論】自分で練習して慣れてから『本番』に使ってみる
僕の提案は、自宅でシャンプーする際に手袋を着用し、練習してみること。
自分でやれば、指の感覚や心地よさが分かるので、コツを掴みやすいですよ。
また自分の所属するサロンで、先輩に練習相手をして貰うのもアリです。
お客さん目線で手袋の施術による感想を聞けるのは、非常にありがたい事だと思います。
こうして練習で自信が付いてから、お客さんにやってみるのがベストではないでしょうか。
まとめ
今回お話しした内容をまとめます。
- 手荒れの悪化を食い止められる
- お肌の状態が良くなる
- ストレスが大幅に軽減される
- 技術力がUPする
- お客さんが満足しづらい可能性がある
- シャンプーがやりづらい
- アレルギーを発症する人もいる
- 手袋を良く思わない美容師がいる
- 多少のお金が掛かる
デメリットは自分でやって見れば、解決することばかり。
むしろ手袋付けない方が手荒れ的にもストレス的にも、金銭的にも、ダメージが大きすぎます。
まずは練習して慣れてから、お客さんに試してみてはいかがでしょうか。
手荒れに悩んでる方は以下記事も、合わせてご覧ください。